2026年、南米のコーヒー産業は気候変動・通貨変動・国際物流の再編といった複数の要因が交差する転換点を迎えています。Misionero(ミシオネロ)が現地パートナーと共に集めた最新の生産動向をまとめました。
ペルー — 高地で育つスペシャルティの台頭
ペルーは標高1,500〜2,200mの高地でフェアトレード・有機認証農園が拡大しており、2026年の生産量はやや減産予想ながら、品質面では過去最高水準とされています。特にカハマルカ州、アマソナス州、ピウラ州のマイクロロットには注目が集まっています。
クチャラ品種、ティピカ系の伝統豆に加え、ゲイシャ種の植え替えが進んでおり、競技会レベルのコーヒーが日本市場へ届く機会が増えています。
ブラジル — 安定供給と精製多様化
世界最大の生産国ブラジルは、2026年も安定した供給力を維持。ミナス・ジェライス州を中心に、ナチュラル精製(自然乾燥式)に加え、嫌気性発酵(アナエロビック)の高品質ロットが急増しています。
大規模農園の効率化と、小規模生産者組合のスペシャルティへの参入が同時進行しており、コモディティとスペシャルティの両軸で日本のバイヤーには商機があります。
コロンビア — 香り高いウォッシュトの本場
「フィルター抽出のお手本」と評されるコロンビア・ウォッシュト・コーヒーは、ウィラ県、ナリーニョ県、トリマ県を中心に、明確な酸味と花のような香りが2026年も健在。
近年は乳酸発酵やハニープロセスの導入で、より複雑な味の表現が可能になっています。日本のサードウェーブ系カフェからの引き合いが強まっています。
エクアドル — 注目のマイクロロット
エクアドルは生産量こそ少ないものの、ロハ県やインバブラ県の標高2,000m級農園からは、ユニークなフレーバープロファイルを持つマイクロロットが続々と登場。「次の小規模スペシャルティ国家」として、日本のロースターから視線が集まっています。
2026年市場展望と日本市場への示唆
- 気候リスク: ラニーニャ/エルニーニョの影響で収穫期がずれる可能性。早期予約・分散調達が鍵。
- 為替: 円安基調が続く中、ロット単位の最適化と輸送コストの管理が重要。
- サステナビリティ: フェアトレード・有機・カーボンフットプリントの開示要請が強まり、認証付きロットの価値が上昇。
Misioneroのコーヒー輸入
Misioneroの「EL ORIGEN」は、現地生産者と直接取引することで、品質と物語の両方を日本市場へお届けしています。BtoB向けの卸販売・OEMドリップバッグの製造も小ロット50袋から対応可能です。
ペルー産・ブラジル産を中心に、季節ごとのマイクロロットも調達可能。お問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。